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1棟マンション売却の流れと2つの査定方法・評価ポイント

COLUMN

お役立ちコラム

1棟マンション売却の流れと2つの査定方法・評価ポイント2025.05.07

1棟マンションの売却は、区分マンションとは異なり、売却価格も規模も大きくなるため、慎重かつ戦略的な対応が求められます。特に収益物件としての価値や、運用状況によって査定額が大きく変動するため、適切な知識と経験を持つ不動産会社に相談することが不可欠です。

ここでは、スペースエンタープライズがご提案する「1棟マンション売却の流れ」と、2種類の査定方法、査定時に重要視される評価ポイントについて詳しく解説します。

1棟マンション売却の流れ

1棟マンションの売却には、以下のような基本的な流れがあります。

1. 売却の目的と方針を明確にする

まず、「なぜ売却するのか?」という目的を明確にしましょう。資産整理、相続対策、キャッシュ化、老朽化による入れ替えなど、理由はさまざまですが、目的によって売却方法やスケジュールが変わるため非常に重要です。

2. 不動産会社に相談し、査定を依頼

スペースエンタープライズでは、1棟マンションに特化した査定サービスを提供しています。机上査定と訪問査定を併用し、物件の特性・収益性・立地条件・管理状況などを多角的に評価します。

3. 売却計画の策定

査定結果をもとに、販売価格・販売期間・ターゲット層などを踏まえた売却戦略を立てます。1棟マンションの場合、一般個人ではなく不動産投資家や法人が主な購入層になるため、収益性や立地の魅力を数字で示すことが重要です。

4. 買主の募集と交渉

スペースエンタープライズでは、独自のネットワークや専門媒体を活用して、効率的な買主探しをサポートします。問い合わせ対応や現地案内、価格交渉、条件調整なども一貫して対応いたします。

5. 契約・引き渡し

条件が合意に至ったら売買契約を締結し、残代金の受け取り・登記手続き・物件の引き渡しを行います。賃貸中の物件であれば、入居者との契約内容や管理業務の引継ぎも含めた調整が必要です。

2つの査定方法とは?

1棟マンションの査定には、大きく分けて2つの方法があります。

1. 収益還元法(収益ベースの査定)

主に賃貸物件や投資用不動産で用いられる査定方法です。現状の賃料収入や稼働率、将来の収益予測などから利回りを計算し、そこから適正価格を算出します。買主が投資家である場合、この査定方法が重視されます。

2. 取引事例比較法(相場ベースの査定)

近隣エリアで過去に売買された1棟マンションの事例と比較して、価格を決める方法です。駅距離、築年数、構造、敷地面積などの要素を加味して類似物件との比較を行います。

スペースエンタープライズでは、物件の特性や市場環境に応じて、両方の査定方法を組み合わせたハイブリッド型査定を行うことも可能です。

査定時の評価ポイント

1棟マンションの査定において、以下のような点が重視されます。

● 稼働率(入居率)

満室に近いほど安定収益が見込めるため、高評価になります。逆に空室が多いと収益性に不安があると判断され、評価が下がります。

● 修繕・管理状況

外壁の状態や共用部の清掃状況、エレベーターや設備の点検履歴など、建物の維持管理が行き届いているかは重要なポイントです。修繕計画が立てられている物件は、買主にとって安心材料になります。

● 立地条件

駅からの距離、周辺の商業施設、教育環境、治安など、立地に関する要素も価格を左右します。都市部であれば駅徒歩圏内かどうかが特に重要です。

● 建物の構造・築年数

RC造や鉄骨造は評価が高くなりやすく、築年数が新しいほど有利になります。築古でもリノベーションや大規模修繕済であれば、評価を高められます。

売却成功のカギは「信頼できるパートナー選び」

1棟マンションの売却は、専門性が求められる不動産取引の一つです。収益物件に対する理解が深く、投資家ネットワークや金融機関とのつながりを持つ不動産会社に依頼することが成功の近道となります。

スペースエンタープライズでは、1棟マンションをはじめとする投資用不動産の売却支援に多数の実績があります。地域の相場と投資家動向に精通した担当者が、丁寧に対応いたします。

まとめ

1棟マンションの売却には、物件の特性や市場の動きを踏まえた高度な判断が求められます。収益性と市場性を正確に把握したうえで、最適な売却方法を選ぶことが重要です。

「できるだけ高く売りたい」「早く現金化したい」など、目的によって進め方も変わります。スペースエンタープライズでは、お客様の目的や希望条件に寄り添いながら、最善の売却プランをご提案いたします。

1棟マンションの売却をお考えの方は、ぜひお気軽にスペースエンタープライズへご相談ください。