収益物件売却時に必要な確定申告と税金対策の完全ガイド!譲渡所得・控除・節税方法を詳しく解説

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収益物件売却時に必要な確定申告と税金対策の完全ガイド!譲渡所得・控除・節税方法を詳しく解説2024.06.17

戸建て住宅や収益物件の売却の際に「確定申告は必要になるの?」と不安がる方がいらっしゃいます。

戸建て住宅や収益物件を売却した場合、確定申告は必要になるのでしょうか?

確定申告の要否や、手続きを要するケースなどを分かりやすく解説します。

 

戸建て住宅や収益物件の売却で確定申告は必要?

戸建て住宅や収益物件を売却したときは、確定申告が必要になるケースと不要なケースがあります。

確定申告の要否には「不動産売却で利益が出たか」が関係しています。

不動産売却での利益は戸建て住宅や収益物件の売却金額そのものではありません。

戸建て住宅や収益物件を売却し、その売却金から引ける金額を引いて利益を算出します。

 

不動産売却の売却金-(取得費+譲渡費)

 

たとえば戸建て住宅を売却したら、3,000万円で売れたとします。

この3,000万円という金額がそのまま不動産売却の利益になるわけではありません。

3,000万円の売却金から戸建て住宅の取得に必要だった費用や、譲渡日(不動産売却にかかった費用)などを差し引くことが可能です。

計算して最終的に残った金額が不動産売却の利益になります。

この計算結果によって不動産売却後の確定申告の要否が変わってくるわけです。

 

戸建て住宅や収益物件の売却で確定申告が必要なケース

戸建て住宅や収益物件の売却金額や利益を計算し、確定申告が必要になるのは次のようなケースです。

また、計算の結果によっては確定申告が不要になります。

 

・確定申告が必要なケース

 

戸建て住宅や収益物件の売却後に計算し、利益が出ている場合には確定申告が必要になります。

また、戸建て住宅や収益物件などの売却に際して特例などを利用する場合は、条件が「確定申告をすること」になっていることがあります。

このようなケースでは確定申告が必要です。

 

・確定申告が不要なケース

 

戸建て住宅や収益物件を売却して利益が出なかった場合は基本的に確定申告が不要になります。

ただ、すでにお話ししたように、特例などの利用に際して「確定申告すること」が条件になっている場合は確定申告が必要になります。

 

・確定申告での注意点

 

税金の制度や計算は複雑です。戸建て住宅や収益物件を売却した後に「自分で計算したら確定申告不要だった」という結果でも、税理士や不動産のプロに一度相談することをおすすめします。

計算の際に差し引ける取得費や譲渡費を見逃しているケースがある他、計算ミスしていて「実際は確定申告が必要だった」というケースも少なからず考えられます。

念のために専門家への確認がおすすめです。

 

収益物件の売却時にかかる税金の種類と課税対象

収益物件を売却する際には、さまざまな税金が発生します。主なものとして、譲渡所得税、住民税、印紙税などがあります。特に、譲渡所得に対しては、売却した際の譲渡所得税率が適用され、さらに短期譲渡と長期譲渡で税率が異なります。節税対策として、経費や控除をしっかりと確認し、最適な申告を行うことが重要です。

所有期間と税率の違い

収益物件の売却においては、所有期間によって適用される税率が大きく異なります。所有期間が5年以下の短期譲渡と、5年以上の長期譲渡では税率が大きく変わるため、事前に所有期間を確認し、売却タイミングを調整することが税負担の軽減に繋がります。また、居住用財産の売却とは異なり、収益物件の売却には特別控除が適用されない場合もあるため、慎重な対策が必要です。

譲渡所得の計算と控除のポイント

譲渡所得は、売却価格から取得費や経費を差し引いた額が対象となり、この譲渡所得に対して税金が課されます。特に、物件を購入した際の購入価格や、物件売却にかかった手数料、修繕費などを控除として適用することができるため、これらを正確に把握し、確定申告に反映させることが必要です。

収益物件の売却時に発生する印紙税と経費

売買契約書を作成する際には、印紙税がかかります。印紙税は、契約金額に応じて異なり、売買契約時に支払う必要があります。また、収益物件の売却に伴ってかかる費用や手数料も税務上の経費として認められるため、これらを適切に計上することで、譲渡所得税を軽減できます。司法書士や不動産業者への依頼費用も控除対象となるため、忘れずに申告することが大切です。

相続した収益物件を売却する場合の注意点

相続によって取得した収益物件を売却する場合、相続時の評価額や取得費の取り扱いに注意が必要です。相続した不動産の取得費が不明な場合は、相続時の固定資産税評価額が基準となります。また、相続税の申告を行った場合には、その際の評価額を基にして譲渡所得を計算します。適切な税務対策を行うために、相続税の税務知識を持っておくことが重要です。

確定申告での節税対策と注意点

収益物件の売却に伴う確定申告では、節税を意識した対策が求められます。例えば、売却にかかった経費や控除を正確に把握し、申告内容に反映させることで、税負担を軽減できます。特に、譲渡所得税や住民税に関しては、翌年にまとめて支払う必要があるため、適切な資金計画を立てることが大切です。

収益物件売却に伴う税金の知識と対策

収益物件の売却には多くの税金が発生しますが、適切な節税対策を行うことで、税負担を大幅に軽減できます。譲渡所得税や住民税、印紙税などの税金について、正確な知識を持ち、確定申告時に正しい申告を行うことが重要です。無料相談サービスや税理士への依頼も、税金に関する不安を解消するための有効な手段です。

最後に

戸建て住宅や収益物件の売却など、不動産売却のことなら当社にお任せください。

売却方法の提案から確定申告の要否まで、気になることや不安なことは当社のスタッフが徹底サポートいたします。

 

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収益物件の管理から売却まで広くお役に立てますので、困ったことがあればお気軽にご相談ください。